【書評】『世界一やさしい ブログの教科書 一年生』——至極まっとうなブログノウハウ本

図書館で借りていたら、あっという間に返却日になってしまった。なんてことはない、いつものことだ。後に予約もたくさん入っていて、延長もできないので返却がてら図書館に行って、バーッと読み終えてから、只今書評記事の執筆中だ。(iPadでの下書き時)

本書、『世界一やさしい ブログの教科書 一年生』著者である染谷昌利さんの本は、『ブログ飯 個性を収入に変える生き方』をブックオフで立ち読みしたことがあり、それもなかなか面白かったのを覚えている。残念ながら横浜市の図書館にはそちらはなかったので、じっくり読むことはできていない。そのうち、お金持ちのリッチマンになったら、買って読もうと思っているが、多分その頃にはこの手の本は不要だろう。

まともなブログノウハウ本

本書を読んだとき第一に、まともなブログノウハウ本だという印象を抱いた。まともとは、随分と偉そうな表現のようだが、実際、他にいい言葉が思い浮かばないのだから仕方ない。

あくまで、本書はブログでの収益化を目指して書かれているのだが、あまり最初からがめつくならないよう、目先の収入にとらわれないことの重要性を説いている。
また、収益に目がくらむあまりに、自分の好きでもないジャンルに手を出すことはやめるべきとも書いてあり、ブログでの収益化を目指している人間に対する、至極まっとうなアドバイスが書かれている。

ブログノウハウあれこれ。継続は力なり。一記事の文字数など

かなり丁寧に、基礎的なことから書かれている本書。例えばTwitterやFacebookについての解説なども書かれており、これまでインターネットの世界に疎かった人にも極めてフレンドリーだ。

ブログにおいての一番重要な点は継続して書くことだという。やっぱり、継続は力なり、だ。更新が途切れないように、せめて週に一回は更新していこうと思った。

あと、一般的に一記事だいたい600字から1000字が好ましいと書かれているが、意外と少ないんだなと感じた。僕の場合、結構3000字くらいはゆうに書いていることが多いので、これだと多分記事のボリュームが多い方。まあ、確かにスマホで自分の記事を読んでみると、結構長いなとは思うが。
ちなみにこの記事は、大体2000字ほどだ。

先輩ブロガーの成功パターンを学ぼう

二限目(第二章)では、先輩ブロガーの成功パターンを学ぼうと称して、総勢16人のブロガーたちによる文章が続く。この章で約100ページも割かれているので、ちょっと冗長な印象もあるが、自分のスタイル(ジャンルや方向性)と似ている、もしくは憧れの存在のブロガーの話を読んでみる程度でいいと思う。

結構、各人に共通していると思ったのは、目先のブログでの収益を第一に考えていないというところ。ブログでの収益はあくまで補助であって、ブログによって新しい活動の幅が広がることの重要性も結構書かれており、やっぱりここでも、至極まっとうな意見だなと感じた。

バズを引き起こす方法?

バズと呼ばれる SNSで拡散される現象についても書かれている。
いわゆる、炎上と呼ばれる悪い意味でのバズの原理にも触れられており、以下の三原則が述べられている。

  1. 大多数への問題提起
    例えば、「サラリーマン」や、「バンドマン」など、対象がものすごく多いものに対する提言
  2. 主張は強く(過激に)、論証は乏しいこと
    過激な主張のわりに、論証や根拠がまともに取れていないこと
  3. 体現できていないこと
    いわゆる「お前が言うな」と思われること。例えば20代無職男性が、「サラリーマン」をくそみそにこき下ろすことなど。

「炎上させたいのでされば、大多数の反感を生むような過激な発言を、裏づけなしで声高に主張して、影響力の強い人の目に留まるように拡散すればいい」わけです。
(染谷昌利『世界一やさしい ブログの教科書 1年生』ソーテック、2016年、267頁。)

なんというか、某有名ブロガーや、最近僕が反論を書いた例の彼を思い出す。
上記については、こちらの記事をどうぞ「バンドの集客問題について――ライブハウスは贅沢すぎると思う 

終わりに

前述したように、全体的な印象は、押しなべてブログについて至極まっとうに書かれた本だ。

  • 1万円以上のセミナーに参加するなら、30冊の本を読む
  • プロブロガーのための確定申告の話
  • ブログだけで生きていくことの危険性

などなど、ブログで稼ぐことを目指している人間が、ときに見失いがちになることについても、冷静な意見とともに、触れられている。

あと、やっぱり収益化を狙うなら、Google Adsenseって強いんだなと思った。
ただどうやらGoogle Adsenseをやるなら、かなりブログの内容に気を使わなければならないようなので(具体的に言うと政治の話などはNG)、そういうデメリットの面からして、自分は今のところGoogle Adsenseを導入することは考えていない。

あと、単純に、広告がペタペタされているのはかっこよくないというのもある。(ちなみに僕はPCだと、広告ブロックの拡張機能を入れている)

今はリンク代わりに、Amazonと楽天のアフィリエイトを入れているけど、やっぱり自分にはそれくらいで充分かな。正直にいうと今のところ全く売れていないが。