【書評】『ギター・マガジンが本気で教える こだわりの愛器撮影テクニック』

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表紙写真『ギター・マガジンが本気で教えるこだわりの愛器撮影テクニック 』書評

ギターの写真を撮るのは、案外難しい。

やってみると、すぐに気づく。第一、細長い。黒いギターなんて、激ムズだ。鏡のように、部屋の様子や撮影者が写り込む。

プロがラッカー塗装の楽器を好むのには、写り込みが少ないという理由もある。


そんな、撮るのが難しいギターを、なんとかしてかっこよく撮りたい人に読んで欲しいのが本書『ギター・マガジンが本気で教える こだわりの愛器撮影テクニック』である。

正直言って、内容はかなりマニアックだ。おそらく大して売れていない。(根拠はレビューが少ないから)

……当たり前である。スマホ全盛期の昨今に、こんな大掛かりの写真を取る人がどれほどいるのかとは思ってしまう。

僕自身、そうである。ちゃんとしたカメラも、最新の高性能なスマホも持っていないので、読んでみても、まるで真似はできない。

とはいえ、写真好き・カメラ好きのギタリストになら、大いに参考になる内容なんだろうなあ。ギタリストって機材好きが多いから、カメラの趣味にも通じるところがあるのかもしれない。

けっして、可愛らしくて「インスタ映え」する写真なわけでもない。まるで、雑誌やカタログに載っている写真さながらの、正統派の楽器写真を撮りたい人は、ぜひ一読を。

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