ブログを書いている人間が、きっと一度は考えるであろうこと——それは文章力について。多分をブログを始めたい人の中には、自分の文章力のなさが足枷になっている面もあるだろうし、また他方では著名ブロガーが大抵一度は文章力について書いた記事を投稿していたりする。
僕はブログにも文章力は必要派
そもそもが、ブログにおいて文章力が必要か、といったことを論じているブログ記事も結構あって、みたところ大体「文章力は必要派」と「文章力なんてなくてもブログは書ける派」は半々といったところ。
こう書くと、じゃあお前はどう思っているのだと言われそうなので、ちゃんと自分のスタンスを表明しておこう。僕は混れもなく、ブログ書くにも文章力は必要だと思っている人間だ。そもそもだ、無料で公開しているとはいえ、人様に読ませるものを書いているのだ。文章力が必要ないわけないだろう。
決して嫌味ではなく、何かを世の中に発信していきたいけれど文章力に乏しい人は、YouTuberを目指した方が本人にとっても楽でないかと思っている。(もちろん、ブロガーになるよりもよっぽどキャラ立ちが求められるだろうけど)
文章力向上のためには何が必要か
では、文章力を上げるためには何が必要か。もっとも基本的なことは、常に文章に対して意識を向けることだと思っている。具体的に挙げると、
- この言葉は本当に適切な日本語表現か。
- てにをははおかしくないか。
- 自分には不相応の言葉を使っていないか
などだ。
適切な日本語表現かどうか
一つ目の適切な表現かどうかについては、怪しければ辞書——今時「書」ではないだろうけど——を引く習慣をつけることだ。案外今まで何気なしに使っていた言葉や表現が誤用だったりするから恐ろしい。
てにをははおかしくないか
二つ目のてにをはについては、日本語の文章を書くにあたって、根本的かつ最もやりがちな間違いだろうから注意が必要だ。個人的には、てにをはと言うよりも、「が」「の」「に」「を」等を意識するといった方が理解しやすいと思っている。
不相応な言葉や表現は使わない
三つ目の不相応な表現について注意するというのはつまり、自分の中の「辞書」にないやたらと難しい言葉を使わないようにするということだ。これはむしろ、ある程度文章を書くことに慣れてから陥りやすいので、注意が必要だ。
そういえば卒論のゼミで同期だったとある女の子の書いていた論文が、やたらと格調高いというか、いかにもお爺さん教授が書きそうな古めかしい文体で可笑しかったことがある。あれはどう考えても引用していた本に引っ張られすぎというか、多分本の表現をそっくりそのまま使っていたからああなっていたのだろうな。
僕は文章を書く際に、類語辞書をよく使っているのだけれども、その時出てくる見たこともないような難しい言葉は使わないようにしている。少なくとも、自分が読めないような言葉をコピペして使うような愚行はしないほうが賢明だ。
終わりに
上記した三つ以外にも、文章に対して意識する点はあるけれど、とにかく文章に対して常に意識するということを始めるだけで、文章力は向上したも同然だ。あなたの文章はこれからどんどん良くなるだろう。
そうなると今度は、インプットも大事になってくる。いうまでもなく読書のことだけれども、それについては次回。
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