MNO版楽天モバイル「Rakuten UN-LIMIT」正式に開始!開通手続きから速度測定まで

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楽天モバイル正式開始IT

ついに2020年4月8日にMNO版の楽天モバイル「Rakuten UN-LIMIT」が正式始動した。筆者は3月前半のうちに前もって申し込みをしていたため、SIMカードも8日の午前中にヤマト運輸で到着。

さっそく事前に楽天モバイル用として準備しておいた富士通の「arrows RX」を使って開通手続きを行った上で、回線速度の測定も行ったので、ファーストインプレッションを書き残しておく。

なお、筆者は楽天モバイル自社回線が飛んでいる神奈川県横浜市在住で、この日テストした環境は自宅での結果のみとなっている。

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使用できた端末、使用できなかった端末

NG: Zenfone 2 Laser / HUAWEI P8 lite / iPhone 7

まずは手持ちのSIMフリーのAndroid端末「Zenfone 2 Laser」「HUAWEI P8 lite」にSIMカードを挿入してみた。当然楽天モバイル専用端末ではないため、手動で「rakuten.jp」とAPN設定を行った。

が、結果としてはいずれも通信不可だった。どちらの端末もずっと電波を掴まないままで、一瞬電波が立ったとしてもすぐに電波が消えてしまった。やはり2015年発売の今となってしまってはだいぶお古のこれら2機種ではお役目を果たせなかった。

また、元から一切期待はしていなかったが、一応ダメ元でiPhone 7(SIMロック解除済)にも入れてみたが、当然のごとく電波を掴むことはなかった。

ただし、Twitterで情報を集めてみると、iPhone 8では使えたという動作報告もあるらしい。(eSIMモデルのiPhone 11などでは既に使用できることが楽天モバイル公式でも明らかにされている)

4月16日追記:P8 liteでは一応使えた

その後P8 liteでは一応使用可能なことが判明。電波を掴むまでかなり時間がかかるがインターネット接続は問題なし。端末自体がバンド18に非対応なので楽天回線専用となる。

ただし、P8 lite宛に発信しても必ず留守電になってしまう・急に電波を見失って圏外になる・Rakuten LinkのアプリでSMSを送った後は必ずアプリが落ちてしまうなど、問題点が非常に多いので実用性は乏しいと感じた。

Zenfone 2 Laserは相変わらずNG。

OK: Fujitsu arrows RX

富士通 arrows RX 楽天モバイル対応 simフリースマートフォン

次に楽天モバイルの開通手続き用として(「Rakuten Link」アプリでの開通手続きを行わないとWEB登録特典などの楽天ポイントの還元を得られないため)用意しておいた富士通の「arrows RX」にSIMを挿してみた。

結果としてはAPN設定を一切行うことなく、SIMを入れて再起動するだけで次ぐに電波を掴んだ。当たり前とはいえ、先述の2機種で30分ほど費やしたため、拍子抜け。件のRakuten Linkもすぐに設定が行なえ、Rakuten Linkを利用した電話の発信も問題なく行えた。

Arrows RX 楽天モバイル回線速度(4月8日)

my楽天モバイルで楽天回線に繋がっているのを確認してから、Speedtestで何度か速度計測してみたところ、上記のように平均でダウンロードが40 Mbps超え、アップロードが1〜2 Mbps程度といった結果に。

ダウンロードはかなりの高速で集合住宅の光回線よりも下手をしたら速いんじゃないかというくらいだが、その反面アップロードは平均で1 Mbpsほどとかなり遅い結果に。上がり下りの差が、随分と極端なのが気になるところ。

たまにダウンロードが5 Mbps前後、アップロードが3 Mbps前後と一気にスピードダウンするタイミングがあったが、このようなときはmy楽天モバイルで確認する限り、パートナーエリア用のau回線に接続してしまっていたようだった。

OK: Speed Wi-Fi NEXT W03 / W04 / W05

Speed Wi-Fi NEXT W05 UQ WiMAX版 WHITE
UQ WiMAX2+

arrows RXで開通手続きを無事済ませたため、本チャンのSpeed Wi-Fi NEXTシリーズの「W03」「W04」「W05」にSIMを挿入してみた。

先日公開した記事「記事名〜」で書いたように、これらのファーウェイのモバイルルーター端末は実はSIMフリーモデルであり、楽天モバイル回線でも問題なく使えることを事前にTwitterで情報を得ていたため、筆者は楽天モバイル用として買い集めていたのである。

APN設定をMacで行ってからルーターを再起動させると、問題なく接続! 通信速度はそこまで出てはいなかったがまあ普通に使う分にしては十分といったところ。問題はこれらが楽天回線を使用しているのか、それともパートナーエリアのau回線を使用しているのかが判断できないところ。

Androidスマホであれば「my楽天モバイル」を使うことで現在使用している回線を確認することができるのだが、モバイルルーターではそれは不可。よってしばらく使い込むことで使用している回線の感覚も掴んでみようと思う。

4月16日追記:基本的にau回線を拾うことが判明

詳しくは以下の記事で書いているが、これらW03などで接続していたのはauのパートナー回線のようで、一日で2GB/月(4月22日以降は5GB/月)の通信量を使い尽くしてしまった。やはり元がau系のUQWiMAX専用端末として販売されていただけあって、auのバンド18の方が拾いやすいようだ。

対策として、W04とW05ではバンド18を塞ぐことで強制的に楽天回線のバンド3に接続するように手を加えた。

Rakuten UN-LIMITが使用開始一日で通信速度制限!原因は常時パートナー回線接続にアリ
モバイルルーターで運用していたMNO版楽天モバイル「Rakuten UN-LIMIT」がサービス利用開始一日で速度制限が掛かってしまったのでその原因と行った対処法について。速度制限が掛かってしまった原因はauのパートナー回線に常時接続してしまったためで、対策としてルーター端末からパートナー回線のバンド18を塞ぎバンド3に固定することにした。

W03 / W04 / W05での通信速度比較

最後にW03・W04・W05を使って接続した楽天モバイルに、筆者メイン端末であるiPhone 7でWi-Fi接続して回線速度を計測してみたのでそちらを掲載。

Speed Wi-Fi NEXT W03

楽天モバイルW03回線速度

一回目(18:03)ダウンロード 2.40 Mbps
アップロード 3.00 Mbps
二回目(20:36)ダウンロード 5.70 Mbps
アップロード 4.71 Mbps

Speed Wi-Fi NEXT W04

楽天モバイルW04回線速度

一回目(20:02)ダウンロード 11.0 Mbps
アップロード 3.39 Mbps
二回目(20:05)ダウンロード 5.35 Mbps
アップロード 6.43 Mbps

Speed Wi-Fi NEXT W05

楽天モバイルW05回線速度

一回目(18:48)ダウンロード 4.43 Mbps
アップロード 7.19 Mbps
二回目(18:49)ダウンロード 6.05 Mbps
アップロード 6.84 Mbps

結果としてはいずれもそれほど速度が出ず、ダウンロード(下り)ですら10 Mbpsを超えることがない結果となってしまった。ただしこれが現時点では楽天自社回線を使用しているのか、auのパートナーエリア回線を使用しているものなのかはっきりとはわからないので、なんとも言えないところ。

後にこれら上記の結果はすべてauのパートナーエリア回線を使用していたことが判明。楽天回線に接続した場合はもっと高速な結果となった。

終わりに

まだまだサービスが開始したばかりで、不明点も多いRakuten UN-LIMITだが、筆者としてはまず問題なく開通手続きまで行え、当初のお目当てであったポケットWi-Fi化にも成功。初日としては十分満足な結果だった。

なお、筆者は家族分を含めて合計3回線が一度手元にくることになっているが、まずは一番最初に手元に到着した自分名義で契約している回線については、インターネット環境がなかった彼女のマンションに置くことに。8日の時点の夜ひとまずW03にSIMを入れて持って帰ってもらったところ、問題なく使用できたとのことなので一安心。

今後は現在楽天回線を使用しているのか、auのパートナーエリア回線をしているのかなど、使いながら明らかにしていきたいと思った。

紹介キャンペーンで新規申し込み時+2,000ポイント!

現在楽天モバイルでは、UN-LIMITプランを紹介することで紹介したに3,000ポイント、紹介された側に2,000ポイントのキャンペーンも行われている。条件としては、紹介された人が紹介者の楽天モバイルIDを入力してかつ、申込月の翌月末までに開通することのみ。

厚かましくて恐縮だが、筆者のIDは「x8DjrczsPtFJ」。特に紹介してくれる友人などがいない方は、こちらを入力していただければ幸いだ。

当然、これから新規で申し込みする人はこの紹介時の2,000ポイントに追加して、事務手数料3,300円にあたる3,300ポイント還元(終了日未定)と、オンライン契約での3,000ポイント還元(6月30日終了)も同時にもらえ、ついでに端末も一緒に購入すれば最大で14,500ポイント還元も受けることができる。

全てのポイントを計算すれば、2,000 + 3,300 + 3,000 + 14,500 = 22,800ポイントをもらった上で、一年間無料の無制限高速回線が手に入ると思えば、相当美味しいキャンペーンだ。

まだまだ埋まる見込みはなさそうだが、あくまで最大300万人限定の一年間無料のキャンペーンなので、まだ申し込んでいない人はお早めにどうぞ。

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