タイトル通り、All In One SEO Packを削除して、Simplicityの標準で備わっているSEO対策の機能を使うことにした。
All In One SEO Packといえば、WordPressのプラグインにおいて、定番中の定番で、自身のWordPressにもインストールしている人も多いと思う。僕も今まであまり考えずに、ただみんな入れているらしいといった理由からインストールしていた。
なんて言ったって、WordPress初心者の人の多くが参考にするであろうバズ部に、
WordPress を使うなら、初心者にとって必須と言えるプラグインがいくつかある。その中でも、All in One SEO Pack は非常に重要度が高い
なんて書かれているくらいだし。
(以下のバズ部の記事より引用)

だが、どうやらSimplicityの標準で備わっているSEO対策設定で、充分ことが足りると知って、先日削除した次第。
目次
All In One SEO Packとは
SEO対策に必須プラグインと言われているAll In One SEO Pack。その主な機能としては、
- SEO のメタ要素の設定
- ソーシャルメディアの拡散効果を上げる OGP の設定
- クローラーの巡回を促す XML Sitemap の設定
という、三つの機能が主らしい。
(上同様、以下のバズ部の記事より引用)

一つ目のメタ要素の設定については、Googleの検索結果に表示されるトップページのタイトルとメタディスクリプションの設定で、確かに僕も今まで設定していた。だが、これがsimplicity単体でできるのなら、殆どAll In One SEO Packを使う意味はなくなった。

Googleの検索結果での、当ブログのホームタイトル(赤線)とメタディスクリプション(青線)。Simplicityで設定し直したもの。

Googleの検索結果での当記事のタイトル(赤線)とメタディスクリプション(青線)。同じくSimplicityで設定したもの。
また、「メタキーワード」については、今となっては設定しても意味がないと言われているので僕は設定していない。SEO対策を書いたサイトでは、それでも念のために設定しておこうと書かれているが、それは無駄な労力である。
あとの2つの機能は、そもそもAll In Oneで利用していなかった。二つ目のソーシャルメディア用のOGPタグとかいうのについては、確か別のプラグインでやっていたし(そもそも今の所、Facebookは記事の同期をしていない)、三つ目の「XML Sitemap」の機能についても、定番のGoogle XML Sitemapsに乗り換えていた。
All In One SEO Packを使うのをやめた理由
All In One SEO Packを使うのをやめた理由は、有賀正博さんのブログ記事にて、「Simplicityには必要ない」と言った趣旨の記述を読んだのが、きっかけ。

その後色々調べてみたが、どうやらWebに詳しそうな人達は、あまりAll In One SEO Packをいい目で見ていないらしい。(なんでも、元は別々のプラグインだったものを、無理やり一つにまとめて「オールインワン状態」にしちゃったもののようで、コードもあまり整っていなく、重いとのこと)
極め付けは、Simplicityの開発者である、わいひらさん自身が、Simplicityの質問フォーラムにて、
個人的には、併用に効果はほとんどないと思っています。(併用することにより、設定の重複が逆に心配)
と書かれているくらいなので、まあよっぽど使う必要性もないのだろう。

All In One SEO PackからSimplifyの標準SEO対策機能に切り替えたデメリット ※11月18日訂正
一応、All In OneなどのSEO対策のプラグインを使わず、SimplicityのSEO対策機能を使うことのデメリットを挙げておくと、以下のような感じ。
- 今後Simplicity以外のテーマに切り替えた時、全ての設定が無効になる
メタディスクリプションを記述する時に、文字数のカウント機能がない
一つ目のテーマを変更した時の問題については、もちろんSimplicity独自の機能を使うわけなのだから、当たり前と言える。だから今後Simplicity以外のテーマに浮気しそうな人は、All In Oneなどの専用のプラグインを使っておいたほうがいいのかもしれない。
この点に関しては、開発者のわいひらさんもそんなことを言っていた。(この、商売気がない感じもまた好きだ)
僕は、使い慣れたSimplicityからテーマを変えることは、まずないと思うので、この問題はあまり関係がない。
二つ目の、文字数のカウント問題については、All In One SEO Packのメタディスクリプションの記述欄には、文字数のカウント機能があったので、そちらのほうが便利だったかなーという程度。とてもちっぽけな問題なので、実際デメリットというほどでもない。
※Simplicityのバージョンを2.5.8から2.6.2にアップデートしたところ、「記事タイトル」「SEOタイトル」「メタディスクリプション」それぞれに文字数のカウント機能が備わっていたので、現在この問題は解消された。(もしかしたら僕の意見が届いたのかな?)

Simplicity標準機能の、SEO設定の入力画面。2.5.8版では文字数カウント機能がなかったのが唯一残念だった。

2017年11月18日現在での最新版のSimplicity2.6.2にアップデートしたところ、文字数カウント機能が備わっていた。
終わりに
正直言って僕自身、個人のブログにおいてあんまりSEO対策を考えすぎるのもどうかと思っている。第一にメタディスクリプションを毎回毎回、本記事とは別に考えて記述するのは、結構面倒くさい。それに、結局のところ記事の中身が良くなければ小手先のSEO対策なんかをしていても意味がないからだ。
※11月18日追記
検索でたどり着くのかよく読まれている記事だったので、少し編集した。上記した通り、現在ではSimplisityのSEO設定画面で文字数のカウント機能が備わっているので、より便利になっていた。
とりあえず、Simplicityは無料なのにここまで機能が備わっていてすごい。開発者のわいひらさんに感謝である。
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