ブログを始めるならロリポップ!ライトプランが一番いいと思う

前々回、前回に引き続きレンタル・サーバーネタ。一応、これが最後のつもりである。

当サイトは月額250円のロリポップ!ライトプランを契約して、ちょうど去年の3月から一年間運営してきた。そして、ちょうどサーバーの契約更新が迫ってきたこの期に、新規アカウントでロリポップ!スタンダードプランを契約し、そちらにサイトを「引っ越し」をしたのである(具体的な引っ越し手順は前々回の記事を参照)。

あと10日ほどでサーバーの契約が切れるので、この度サーバーの引っ越しをした。と言っても、移行先はロリポップ!――移行元もロリポップ!……。 ...

なぜ今までの契約でプラン変更をしないで、わざわざそんなヘンテコな引っ越しをしたかというと、「その方が安かったから!」という理由だけ。

だが、もちろん、今までのライトプランより上位クラスのスタンダードプランに変更したことによって、サイトの速度も向上したし、WordPressの管理画面も軽くなったりと、大満足をしている(具体的なサイト速度は前回の記事を参照)。

前回書いたように、当サイトのレンタル・サーバーを、ロリポップ!のライトプランからスタンダードプランへ「引っ越し」をした。 開設以来の一...

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あえてロリポップ!ライトプランを贔屓してみる

と、こう書くと、いかにも「ライトプランは遅くてどうしようもないものだから、これからブログを始める人は最低でもスタンダードプランを選びましょう」といった宣伝文句になりそうだが、僕は変わり者なので、ここはあえてライトプランの肩を持ってみようと思う。今までお世話になってきたしね。

ロリポップ!ライトプランとスタンダードプランの機能面を比較した際、大きく目につくのが、

  • ライトプランがCGI版PHPに対し、スタンダードプランはモジュール版PHP対応。
  • ライトプランはMySQL(データベース)が1個のみ。スタンダードプランは50個まで。

といった2点だと思う。

モジュール版PHPは、アクセスが集中「すれば」大きな差

前者のモジュール版PHPに対応しているか否という問題は、多くのサイトや当のロリポップ!HPで、如何にモジュール版が高速化されているかということがアピールされているものだから、なんとなくCGI版では決まりが悪い気がしてしまう。

ただ、よくみてほしいのが、モジュール版PHPがCGI版より7倍早くなる条件には、「同時アクセス数が1000の場合」と記述されているところだ(ロリポップ!HPより)。正直いって、この同時アクセス数1000なんて、なかなかない数字である。

ましてや初めたばかりのブログでそんな莫大なアクセスが集中することなんてまずありえない。よっぽど、とんでも炎上をしでかしたか、ブログで紹介していたニッチな物がテレビで紹介されたといった、「想定外」の出来事くらいである。

当サイトのような、ほそぼそと活動しているブログサイトにおいて、モジュール版かCGI版かという違いで、速度に大きな差が出るかというと、決してそんなことはない。

せいぜい、「あ、なんか速くなった(気がする)」といった具合である(詳しくは前記事を参照)。

前回書いたように、当サイトのレンタル・サーバーを、ロリポップ!のライトプランからスタンダードプランへ「引っ越し」をした。 開設以来の一...

ライトプランでも複数サイトは作れる

また、「ライトプランはデータベースが一つだけだからサイトも一つしか作れない」と思っている人が結構いるようだが、決してそんなことはない。あくまでデータベースが1個というだけなので、その1個のデータベースの中に、いくつものサイトを構築すればいいのである。

例えるならば、一つの箱の中に、りんごが一個しか入れられない――と言うのは馬鹿げている。箱の余裕がある限りはりんごは入れることができる。

ライトプランでは、独自ドメインは最大50個設定できるため、まず50サイトは運営することができる。また、独自ドメインのサブドメインはドメインごとに300個まで使えるとのことなので、50×300=1万5千個と、理屈上は気の遠くなるようなサイトが作ることはできる(それを倣うと、スタンダードプランは5万サイトまでできる。あくまで理屈上)。

ただ、正直言って、ライトプランで50個のサイトはまず無理だろう。きっと、首都圏の朝の満員電車のようなギチギチ具合。どれも激重サイトになると思う。

うーんとスケールが下がるが、ひとケタ台のサイト数くらいなら、ほとんど速度に影響のない範囲で運営できるんじゃないかなとは思う(試してないのでなんとも言えず)。

ライトプランの容量は十分用意されている

その他の差は、ディスク容量が50GBに対して120GBなど、数値で見ると大きな差はいくつかあるが、実際のところライトプランの50GBでさえ使い尽くすのはなかなかの猛者になる。

また、ライトプランの最大転送量の60GB/日という容量は、実際のところかなりの人気ブログにならない限りは十分過ぎるほどのものだ。

いずれにせよ、当ブログくらいのアクセス数くらいならまったく余裕しゃくしゃくのスペックであった(それでもスタンダードプランに変えてしまったんだが)。

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コスパが一番大事なのだ

ロリポップ!の素晴らしいところは、なんだかんだ言ってやっぱり一番は安いところ。特にさっきから持ち上げまくっているライトプランなんて、1ヶ月当たり250円である。

これは、ちゃんと調べていないけども、国内のWordPressが使える有料レンタルサーバーの中では最安だった気がする*。

最近では無料でも「一応」WordPressを動かすことができるサーバーもあるようだけども、安定性はちょっと心許ない印象がある。というか、そこまで費用を抑えるなら、はてなやライブドアの無料ブログを選んだほうが無難だ(WordPressはとても面倒くさいぞ)。

そういう意味で、できるだけお金をかけず、かと言って他と見劣りもしないWordPressサイト運営するならば、ロリポップ!ライトプランはとてもありがたい存在なのだ。

*ちょっと調べてみたところ、一応ロリポップ!ライトプランよりももっと安いレンタルサーバーはある様子(当然WPが使える条件で)。また、ライトプランよりかは少し高いが、月額290円から使えるJETBOYというサーバーもあり、こちらもなかなか良さそう。

「(36ヶ月契約で)月額900円」――はちょっとずるいよ!

というのも、今回スタンダードプランに「引っ越し」を行う前、正直言ってエックスサーバーやMixhostに変更しようか大いに迷った。

ぶっちゃけ、1ヶ月当たり900円で高速サーバー(エックスサーバー)が使えるならば、アリかなと思っていた――んだけども、実はこれ、よく見たら36ヶ月契約時のものだったのだ。

つまり、900円×36ヶ月分+初期費用3000円で、契約時に合計35400円(税別)をまとめて支払うことになる。……きつすぎる。貧乏だもの、現状まるで収益になっていないサイトのために、税入れて4万近くの出費はキツすぎる。

もう少し短いスパンで契約を――と思って見たところ、3ヶ月契約で1ヶ月当たり1200円。6ヶ月契約で1ヶ月当たり1100円。

いずれにせよ、今までのロリポップ!ライトプランの一ヶ月当たり250円と比べると、エライ違いである。この時点で、エックスサーバーやMixhostはすんなりと諦めた。

ロリポップ!なら半年契約で十分安くなる

それに対し、ロリポップ!は、ライトプランの場合で、3ヶ月契約までが1ヶ月当たり300円、6ヶ月以上の契約になると1ヶ月当たり250円になるから、とても契約しやすいのだ。

誰だって、

  • 3ヶ月契約で1ヶ月当たり300円=900円
  • 6ヶ月契約で1ヶ月当たり250円=1500円

といった400円の差であれば、大抵の人は6ヶ月契約をするだろう。大概の人にとって、400円くらいどうってことない(少なくともネットに不自由なくアクセスできる生活をしている人ならば)。

また再三書いてきたように、僕はこの度新規でスタンダードプランを申し込んだのだが、運良くキャンペーン期間中だったので、初期費用が無料で済んだ。

そして、今回、漢の24ヶ月契約をしたのだが、実をいうと、これでライトプランを契約するよりも結果的に安く済ませているのだ(そのからくりは秘密。興味があれば問い合わせフォームかTwitterのDMなどで聞いて下さい)。

いずれにせよ、エックスサーバーやMixhostの「月額900(or 880)円!」という表示の裏には、36ヶ月契約という大条件があるのだから、なんとなくずるい書き方だなあとは思ってしまう。

※ロリポップ!もエックスサーバーも、全て税別の単価で計算しているので注意。

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儲からないものに金をかけても仕方がない

僕の敬愛する食文化研究家の魚柄仁之助さんの言葉に、「入れ物に金をかけてはいけない」というのがあった(確か、『うおつか流あぶないニッポンで安全に暮らすためのヒント100』という本に書かれていた気がする)。

 本ブログではまだ一冊しか書評を書いていないが、実際は十冊以上読んでいる魚柄仁之助さん。今回取り上げる『うおつか流あぶないニッポンで安全に暮...

これはつまり、「新しく会社やお店を始める際には、とにかく建物に金をかけてはいけない」という意味である。「最悪失敗しても、できるだけ損は少なく、すぐにでも逃げ出せる環境にしておきなさい」ということである。

ビジネスにおけるこの考え方を、うんとコストが少ないウェブの世界に当てはめるのはナンセンスのようだが、そんなことはない。

なんて言ったって、ウェブの世界はコストも少ない分、リターンだってものすごく少ない世界なのだ。広告収入が、1クリックで0.X円の世界である。正直、これで儲けていくなんてかなり厳しい世界だ(そもそも、エコノミストからは、インターネットは経済的に失敗だったと見做されている*)。

*出典: 草野真一『SNSって面白いの? 何が便利で、何が怖いのか』講談社、2015年。

 何度も書いてきているが、僕は現在、全てのSNSを休止中である。そんな中以前書評記事を書いた『節ネット、はじめました。 「黒ネット」「白ネッ...

だったら、そもそも初めからブログで収益を出していくことは諦めて、自分の好きなことを書いていく方が良い気もする。その代わり、1円の得にならないもののために、コストをかけても仕方がない。格安サーバーはもちろん、無料ブログだって十分である。

高額な金を払って、世の見知らぬ人たちのために有益な情報を提供する――そんなお人好しになる必要なんてこれっぽちもない気がするが、こういうお人好しにならなきゃいけない気持ちになってしまうのがインターネットの不思議なところだ。

終わりに――速さよりも中身が百倍大切

随分長々と、ロリポップ!ライトプランを軸に書いてしまった。まあ要約すると、「どうせ儲からないんだから、ブログなんて安いロリポップ!ライトプランで十分だよ!」――言いたいことはこれに尽きる。

高額なエックスサーバーなどを契約をしたばかりに、元を取ろうと商魂たくましいアフィリエイトサイトを量産するくらいなら、安いサーバーを使って世の中に有益な記事を書いていった方が、よっぽど世のためになる。常々僕が思っていることである。

あと、これは僕の希望的観測だけど、ロリポップ!のライトプランやスタンダードプランでも、そのうち全SSD化されるんじゃなかろうかとは思っている。

エックスサーバーだって、Mixhostに対抗して2017年の7月にオールSSD化になったみたいだし、SSD化は時代の流れなのは間違いない。

高いところだけじゃなくとも、JETBOYの月額290円のプランでさえ、SSD化されているくらいだから(完全SSDではないみたいだけど)、ロリポップ!の安いプランだってうかうかしてられないと思う。

2017年の7月に無料の独自SSL化もできるようになったし(独自SSL 詳細はこちら
)、きっとSSD化もしてくれるはず、そのうち! 少なくとも、僕がこれから二年間、ロリポップ!スタンダードプランユーザーでいるうちに対応してたらとても嬉しい。

おまけ――他所のサイトのサーバーを知りたければ

そうだ、最後に有益な裏技を伝授しておこう。

「速さよりも中身が100倍大事」と書いておきながらだけども、それでもロリポップ!の速度の様子を知りたければ人のサイトを片っ端からGoogle PageSpeed InsightsとGTMetrixにかけていけば良いのである。

そのとき、当然調査対象のサイトのサーバーがどこを使っているのか気になるが、その場合は、SEOチェキ!というサイトを使うとすぐにわかる(Google~やGTのように測定に時間がかからず、本当に一瞬で終わるので気持ちが良い)。

SEOチェキ!でサーバー情報を確認

当サイトのサーバー情報もまるわかり

例として当ブログのサーバー情報。偽りなくロリポップ!である。たまに会社名が表示されず、IPアドレスだけが表示されるサイトもあるが、よくわからない(自宅サーバーをやっている人とは思えない)。そういった場合は、すんなりと諦めて他のサイトに移るのが懸命。

また、これだけだとロリポップ!というのはわかっても、ライトプランかスタンダードプラン、はたまたエンタープライズプランかどうかはわからない。

じゃあ、どうやってそれを調べるかと言うと、その調査対象のブログ内検索窓で、「サーバー」だとか「ロリポップ」などで検索すると、使っているサーバーのことが書かれていることが多々ある。

また、Twitterの検索で、「ロリポップ ライトプラン」といった具合に検索すれば、ライトプランユーザーがたくさん見つかるので、その人のブログを速度測定してみてもいい(ここまで来るとなんだか探偵のような気持ちになる)。

とにかくたくさんのサイトの速度を測定していると、だんだんなにが「速い」のかよくわからなくなってくる。

ちなみに、僕が調べた中で一番遅かったサイトは、「有料WPテーマのストーク + エックスサーバー」で運営していたとあるブログ……。決してテーマやサーバーが悪いわけではないのだ。そのブログ主の作り込みが悪いのである。

サイトの速度というのは、そういうものである。

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